パンだログ

菓子パン好きのブログ、その他も記録します。

宴会がつまらない

あまりこう言った表現は好きではないのだが。若いときは、大体どんな宴会でもそれなりに楽しかった。
でも最近は大抵の宴会がつまらない。

自分たちが中心ではないからつまらないのだろうか。

たまたま先日あった宴会では。20代、40代、60代の比が3:4:1。
自分の属するのは40代ではあったが、この宴会の目的は職場でお世話になった60代の人を囲む会。
そして若い世代との融和。

会社の事情で、30代がほとんどいない状態。
今回は小規模の集まりだったので50代は参加していなかった。

仕事上の経験が豊富な大先輩なので、色々な話を聞く。
失礼な表現だが向こうも話好きだから、話したいのだろう。
アフター5とは言え、「聴く」ことも我々の”仕事”というか”定め”。
恩返しという心持ちだ。


かたや早く慣れてもらいたいので、もっと人となりを知りたいので、若手の話を聞き、持ち上げる。
「持ち上げる?」
かつては、自分も随分と持ち上げてもらっていたのだろう。

ふと同年代の同僚を見ていると、どうしてそこまで聴いてあげて、また現状を包み隠さずに話してしまうのか、不思議でならなかった。
ちょっとした「ブラック」的なことを聞かれて早期に辞められて困ると思っているわけではない。
何もそんなに焦らず教え込まなくても、徐々に吸収していくでしょう。ほろ酔い気分が一気に冷める。

「聴く」ことも大事だが。どこまでこちらから踏み込んでいくのだろう。
自分が変わっていたのだろうが、先輩風を吹かせて、こちらの趣味に合わせて大して知識もないまま話を合わせてくる輩が熱くて、有り体に言えばうっとうしかった。

自分にはどうも傾聴というものが苦手らしい。
散々演習込みの講習は受けている。それでも身につかない。
まして酒が入ると「俺が、俺が」という訳ではないが、どうしても自分のフィールドで話したくなってしまう。


そして。総じて評判の良かった若手。
こんな感情を抱いて自分は小さい奴だと実感したが、態度が許せなかった。
「これが今時の若者」なのかもしれないが。先輩よりも先に箸を付けるその感覚が理解できなかった。
別にそれを押しつけるわけではないが、常識としてまずは例え自分が主賓でも一歩引くのが美徳ではないか。
そう教育されてこないか。まして自分が体育会系の部活に所属してましたを売りにしているのだよ。
いくら技術屋だからそんなに気にしない、かつ無礼講とは言え、それくらいの節度は持っていて欲しかった。


こんな感情を抱きながら、帰りの時間が気になりつつも、お金を置いて先に帰る意志を見せられない自分。
礼節はわきまえていると思い込み、ひとり納得しているだけだっただろうが。

上を持ち上げ、下も持ち上げ。管理はしていないが、中間管理職ってこんな感じなのかと。

結局、気の置けない仲間とくだらない話をする飲みが楽しいんだね。
これからはその他の宴会は仕事の一環と割り切って一歩引いて乗り切るしかないね。